塩那台地土地改良区

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沿革と概要

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沿革と概要

1.事業の目的

 本地域は、栃木県の北東部に位置し、大田原市、さくら市、那須烏山市、那珂川町の3市1町に跨がる総面積424.52K㎡の拡大な地域で、県全体の6.6%を占め耕作率は県全体の21.6%である。                                                  

 塩那台地は、那珂川、荒川、箒川に囲まれた標高約200m前後の丘陵地帯で、この丘陵に阻まれた谷津田状の水田と、畑が転在する地域である。丘陵地帯は、利用度の低い山林原野が多く、個々の農家等の開発によって開田、開畑、酪農、肉牛の肥育が徐々に拡大してはいるが、資本蓄積の低い農家が多く自立農家への移行が困難な現状である。

 このため塩那台地の山林等のうち、開拓適地と、これら山林等に介在する既畑、および水田を対象に「国営総合農地開発事業」を実施し、農家の経営規模の拡大、農業生産基盤の整理を行い大型機械の導入を可能にし、労働生産性を高め、首都圏の近郊という立地条件を背景に農畜産物の供給基地として定着させ、農業経営の安定化をはかり、地域農業の振興に質するものである。

2.事業計画の概要

 本計画は、開拓適地の新規造成と、山林等に介在する既畑の区画整理、及び水田の用水補給の三つの柱からなり、地域の効率的、同時的開発を目指す総合開発事業として実施。

 事業としては、畑地の造成約477ha、既畑の区画整理約82haを実施し、これら畑に対する、かんがい及び水田約913haへの用水補給を行うため水源を箒川に求め、福原地先の西の原頭首工(別途県営かんがい事業で施工済)の直上流部に揚水機場を設置して、毎秒最大1㎡/secを揚水し、幹線水路(延長約16km)及び支線水路(延長約25km)を設け、水田の用水を補給し、又加圧機場(11カ所)により畑地かんがいを実施するものである。                                                                          

◆地域及び地積

 〇市町別面積及び組合員数

   市町名 農地造成(ha) 用水補給(ha)  合  計(ha) 組合員数(名)
 大田原市      71.8      31.6      103.4       69
 さくら市      112.8      393.8      506.6      351
 那須烏山市      269.6      471.1      740.7      732
 那珂川町      94.9      50.1      145.0       90
 合   計      549.1      946.6      1495.7      1,242

                                                              (令和7年3月31日 現在)

 ◆地図(事業計画一般図)

 3.事業年度

 着 手  昭和49年11月

 完 了  平成 5年 3月

 

 .改良区設立年月日

 昭和50年3月17日 (栃木県認可番号 第430号)